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腎臓の機能が低下し、体の中に老廃物がたまり始めると、血液中のクレアチニン濃度が上昇してきます。通常、こうした腎臓の機能低下は、ゆっくりと進み、症状があまり出てきません。

ですが、こうした腎臓の機能が低下している状態で、腎臓に負担をかけるとあっという間に腎臓の機能が完全に失われてしまいます。そうすると血液透析などの治療が必要になるわけですが、この透析治療が必要になる前の腎不全の状態を保存期腎不全と呼びます。

保存期腎不全の段階では、腎臓に負担をかけないよう、血圧を下げてあげたり、腎臓の機能を補ってあげるような注射を打ったり、内服薬をのんだり、食事療法を行ったりします。

昨今は、降圧薬や他の治療法の進歩により、保存期腎不全の治療成績が格段によくなっており、多くの患者さんが透析に至らずに済むようになってきました。